Tag: Bahasa Indonesia

すっかりご無沙汰ですが、辞書の話

最近は、Facebookなどにちょこっと書き込むくらいしかしていなかったのですが、こちらも再活性化させないといけないと思っております。 さて、インドネシア語の辞書の話。最近知ったのだけれども、以下の辞書がPDFで公開されている。 Judul: Kamus Bahasa Indonesia Penulis : Tim Pusat Bahasa Depdiknas tebal: 1490 halaman ISBN: 978-979-689-779-1 Tahun: 2008 Penerbit: Pusat Bahasa Departemen Pendidikan Nasional 本当は、国民教育省の電子教科書のサイトからダウンロードできるはずだが、サーバが落ちているのか繋らない。LIPIのサイトとか、ここあたりからダウンロードできる。Kamus Besar Bahasa Indonesia とはまた別の辞書で、多分 Learner’s Dictionary的な位置付けのものだろうと思われる(違ったら申し訳ないです)。 追記(2016-05-13) 佐々木先生のご指摘のとおり、上記のリンクから入手できるpdfには、JとPの部分など35ページ分がすっぽり落ちて(落されて)いる。ここにあるものは、上記のものとページ振りが違うが、完全なようである。どのような事情で、どの版が、どのような形で公開されたのかは良く分からない。

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インドネシア語略語辞書

KITLV にて、 Parsidi, Agata and Roger Tol (eds.) A dictionary of Indonesian abbreviations が Free Downloadになってる。

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Kongkalikong

“PEMBELIAN SENJATA: Tak Boleh Ada Kongkalikong”という記事が、Koran Tempoにあった。”Kongkalikong”というのは以前どこかで見掛けたものの、どうも使い方が分からなくて、インドネシア人の友人に聞いたことがある。「ズルをする」、「八百長をする」とか、ジャンケンで予め誰が何を出すのか決めておくようなことを指すと教わった。そのとき、これは多分中国語(の方言)からの借用語でしょうね、なんて話していたことを思い出し、Russell Jonesl (ed.) Loan Words in Indonesian and Malay (KILTV, 2008)で調べてみた。 kongkalikong |connivance; gang up with, be in collusion with | 公共你講 < Chin.Amoy kong kā lĺ kóng だそうだ。中国語は分からないのでお手上げだが、なんか「公共」ってのが言葉の意味に似わない感じ。 もとの記事の場合は、武器購入にあたって必要以上に高い値段で契約されているのではないかと問題になっていることに対するユドヨノの反応なので、「談合」と訳せば良いだろう。まさしく「ジャンケンで予め誰が何を出すのか決めておくようなこと」だ。

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鯨蝋

辞書繋りで、もう一つ。 以前、KBBI3のデータをごにょごにょしていた際、化学式の下付き文字をきちんと下付きにしようと作業していて、どうも分からんし、ググっても出てこない化学式があったのを、ふと思い出したので、ちょっと調べてみた。忘れないようにメモ。 件の単語は、”setin”、英語だと”cetin”だろう。研究社の『リーダーズ』では「【生化】 セチン《鯨蝋の主成分》; パルミチン酸セチル」とある。KBBIにも「軟膏のベースとして、また石鹸や蝋燭の製造において用いられる」とあるし、ググったところ融点も45〜50℃と一致するので、鯨蝋、というかパルミチン酸セチルで間違いなかろう。 このパルミチン酸セチルの化学式は、 CH3(CH2)14COO(CH2)15CH3。(ちなみにというか、言うまでもなく、ググました。化学なんて数十年触れていません。)で、KBBIでの化学式は、C15H11COOC16H33で、なんか違うと。COO(ちなみに、COOの部分のOOがゼロになってた…。)の後では、パルミチン酸セチルの化学式のカッコを外せば炭素も水素も同数、前の部分は、炭素が15で同数、水素が21と11で異なる。これは多分だけれども、KBBIの方が間違っているんでしょう。こんなんたくさんありそうだ。 前述のように、「C15H11C00C16H33」(途中のOOが00に間違ってる式)でググってもヒットするのはKBBI3を使ってるKategloだけ。ということは、それ以外にはこだけがヒットするようになるのだろう。どれくらいでヒットするようになるか。

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インドネシア語の辞書

先日、インドネシア語のオンライン辞書Kategloに触れたが、そこで使っている辞書データを調べてみたところ、peribahasaとakronimが分からない。ネット上で公開されているものなら、ダウンロードして、ごにゅごにょすれば持ち運びできる辞書になるのに…。ちなみに、Kamus Besar と Glosarium はPusat Bahasaが公開しているもの。そういえばGlosariumのデータは引っこ抜いてなかった。 その捜索過程で見付けたのが、Library of the Friedrich Ebert FoundationがPDFで公開している辞書。 Ingo Wandelt. Dictionary on Comprehensive Security in Indonesia: Acronym and Abbreviations. Jakarta: Friedrich Ebert Stiftung (FES) Indonesia Office, 2009 [ISBN: 978-979-19998-5-4] Ingo Wandelt. Dictionary on Comprehensive Security in Indonesia: Terminology. Jakarta: Friedrich Ebert Stiftung (FES) Indonesia Office, 2009 [ISBN: 978-979-19998-4-7] まえがきでは以下のように説明している。 The Dictionary on Comprehensive Security in Indonesiaは、 presents modern-day Indonesian security and military terminologies as they appear in texts and written material in their respective referential contexts.

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インドネシア語のOnline辞書

Kateglo (Beta) というインドネシア語のonline辞書サイトを発見した。KBBI3も辞書ソースの一つだが、それ以外は何だろうか。ともかく、”Saat ini terdapat 191178 entri glosarium, 72237 entri kamus, 2012 entri peribahasa, serta 3423 entri singkatan dan akronim.”だそうだ。 “akar”なんてのをpribahasaで調べると、”tiada rotan akar pun berguna (jadi)” なんてのもちゃんとある。 singkatanで “ACDC”を調べるとアンガス・ヤングは関係なくて、きちんと”biseksual”とある。(これは万国共通なのかな?)

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インドネシア語-英語の辞書

George Quinn. The Learner’s Dictionary of Today’s Indonesian. Crows Nest: Allen & Unwin, 2001. [ISBN: 978-1-86448-543-1] という辞書を買ってみた。英語→インドネシア語、インドネシア語→英語の辞書が一冊になっていて、$35ドルほど。 ざっと見た感想。ところどころにあるコラムは面白い。ちょっと特殊なのは、語幹(例えば ada)とは別に接頭辞・接尾辞が付いた形(例えば、keadaan, berada, (meng/di)adakan)が別項となっていること。各項目に関連語へのレファランスが付いているとは言え、やや戸惑う。語学・辞書の専門家ではないのだが、これってどうなのだろうか? ひょっとしてクィン式インドネシア語学習法(なんてあるのかな?)に沿ったものなのかな。

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