Kongkalikong

“PEMBELIAN SENJATA: Tak Boleh Ada Kongkalikong”という記事が、Koran Tempoにあった。”Kongkalikong”というのは以前どこかで見掛けたものの、どうも使い方が分からなくて、インドネシア人の友人に聞いたことがある。「ズルをする」、「八百長をする」とか、ジャンケンで予め誰が何を出すのか決めておくようなことを指すと教わった。そのとき、これは多分中国語(の方言)からの借用語でしょうね、なんて話していたことを思い出し、Russell Jonesl (ed.) Loan Words in Indonesian and Malay (KILTV, 2008)で調べてみた。

kongkalikong |connivance; gang up with, be in collusion with | 公共你講 < Chin.Amoy kong kā lĺ kóng

だそうだ。中国語は分からないのでお手上げだが、なんか「公共」ってのが言葉の意味に似わない感じ。

もとの記事の場合は、武器購入にあたって必要以上に高い値段で契約されているのではないかと問題になっていることに対するユドヨノの反応なので、「談合」と訳せば良いだろう。まさしく「ジャンケンで予め誰が何を出すのか決めておくようなこと」だ。

ちなみに、KBBIによれば、

kong.ka.li.kong
cak 1 a tidak jujur; tidak terang-terangan; sembunyi-sembunyi; 2 n perihal tahu sama tahu (dl melakukan sesuatu yg tidak baik); sekongkol;
ber.kong.ka.li.kong v cak bersekongkol (untuk maksud-maksud yg kurang baik); berkomplot

ACIEDだと、

kongkalikong (C) 1 intrigue. 2 connivance. (main) – a) to be cor­rupt. b) to intrigue, plot.
berkongkalikong 1 to fool s.o. 2 to plot and scheme; conspire. 3 to swindle, cheat.

とあるが、どうもニュアンスが取れないのであった。