Month: August 2009

今日届いた本(amazon.com)

Trevor Carolan (ed.). Another Kind of Paradise: Short Stories of the New Asia-Pacific. Boston: Cheng & Tsui Company, (2009). [ISBN: 9798-0-88727-684-2] no year なんだけど、copyrightは2010年=来年になってる…。 ちなみに、所収されている作品は以下の通り。

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WSレンドラ

先程、インドネシアからSMSを貰う。W.S.レンドラの訃報。Kompasの記事 7月から心臓の調子が悪く、入退院を繰り返していたのは知っていたが、実に残念なことだ。惜しい人を失なった。 詩や演劇にはちょっと縁遠いので、彼の作品をしっかり読んだことも観劇したこともないのだが、共通の友人がいて幾度か会ったことがある。スハルト体制下での彼の活躍は間接的ではあるが知っていて、レフォルマシ以降の彼の活動がパッとしないなと思っていた。是非もう一花咲かせて欲しいと思っていたのに、残念である。 故人の冥福を祈りたい。

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コラソン・アキノ

コラソン・アキノ元フィリピン大統領が亡くなった。 1983年にベニグノ・アキノが白昼堂々と暗殺された映像は、当時12歳の僕の脳裏にも深く刻みこまれた。その三年後にピープル・パワー革命でコラソンが大統領になったことも、マルコスが如何に酷い奴だったかを強調し、コラソンが「民衆を助け、また民衆に支持されるヒロイン」として描く報道と共に良く覚えている。もちろん、イメルダ夫人の靴コレクションなんかも懐しい。 マルコス=悪、コラソン=善、という図式は、ステレオタイプ以外の何ものでもないけれども、それはそれ、これはこれで、故人の冥福を祈りたい。 インドネシアが専門で、フィリピンが専門ではないからということではなく、(コラソンが一時引き合いに出された)メガワティが亡くなったときにはおそらくこのような、ある意味における喪失感はないだろう。スハルトが亡くなったときの方が個人的インパクトは大きいだろうな。

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