まずはアユ・ウタミの小説。念のため。

  • Ayu Utami. Si Parasit Lajang. Jakarta: KPG, 2013. [ISBN: 978-979-91-0538-7]
  • Ayu Utami. Lalita. Jakarta: KPG, 2012. [ISBN: 978-979-91-0493-9]
  • Ayu Utami. Pengakuan Eks Parasit Lajang. Jakarta: KPG, 2013. [ISBN: 978-979-91-0537-0]

次は、1965年9月30日事件の勃発により海外からインドネシアに帰れなくなったインドネシア人の小説。

  • Leila S. Chudori. Pulang: Sebuah Novel. Jakarta: KPG, 2012. [ISBN: 978-979-91-0515-8]

その9月30日事件で殺害された将軍の一人、ストヨ少将の娘の著作。

  • Nani Nurrachman Sutojo. Kenangan Tak Terucap: Saya, Ayah, dan Tragedi 1965. Jakarta: Kompas, 2013. [ISBN: 978-979-709-693-9]

と、9月30日事件についてのナスティオン将軍の発言などを集めたもの。どうやら、スハルト体制の崩壊で、スハルトを英雄視する9月30日事件史観が成立しづらくなったため、陸軍の面子を保つためにもナスティオン将軍を奉ろうという動きの一貫と見られる。

  • A. H. Nasution. Peristiwa 1 Oktober 1965: Kesaksian Jenderal Besar Dr. A. H. Nasution. Yogyakarta: Narasi, 2012. [ISBN: 978-979-168-312-8]
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そんなこんなで昨日からジャカルタにいます。明日からジョグジャに移動なのですが、ずっと友人に頼んでいて入手できなかった本がGramedia@Plaza Semanngi にあったので、購入。 Laksmi Pamuntjak, Amba: Sebuah Novel, Gramedia Pustaka Utama, 2012.[lSBN: 978-979-22-8879-2]

FaceBookにも書き込んだが、ウマル・カヤムの『パラ・プリヤイ』が翻訳され、一足先に送って頂いた。 ウマル・カヤム著(後藤乾一、姫本由美子、工藤尚子訳)『サストロダルソノ家の人々〜ジャワ人家族三代の物語』段々社、2013年。[ISBN: 978-4-434-17216-8] 原書は、Umar Kayam. Para priyayi: Sebuah novel, Pustaka Utama Grafiti, 1992.  [ISBN: 9794441864] であるが、これが翻訳されるとは嬉しい驚きである。舞台となるジャワの世界と、ウマル・カヤムの用いる言語の故である。オランダ植民地時代に貴族ではない平民から「政府(下級)官吏=プリヤイ (priyayi)」になったサストロダルソノ一家の、独立後1960年代にいたる年代記であるが、ジャワの封建的な社会を前提とした小説を、日本語読者の理解できるように言葉を移すことは困難を極めたであろう。そして、その世界を描く言語は、敬語体系が複雑(怪奇)で、敬語レベルによって語彙までが変化してしまうジャワ語そのものが会話をはじめ至るところで用いられるのみならず、ウマル・カヤムの言語自体が「インドネシア語の皮をかぶったジャワ語」とでも言うべきもので、それが彼一流の味なのではあるけれども、これまた翻訳は想像もできないくらい茨の道であったろう。 こうした問題を問題を訳者たちがどのように乗り越えたか、あるいは回避したかも興味深いのだが、何よりもこの小説自体のもつ世界を是非日本の読者にも楽しんでいただきたい。ジャワやインドネシアについて良く知らない読者にも十分楽しんでいただける。(だって、マルケスの『百年の孤独』の読者がどれだけコロンビアについて知っているというのだろう?)

インドネシア滞在中はなんやかんやと忙しく、書き込めず、ようやくメモ。 Gitanyali. 65: Lanjutan Blues Merbabu. Jakarta: KPG, 2012. [ISBN: 978-979-91-0450-2] Amurwani Dwi Lestariningsih. Gerwani: Kisah Tapol Wanita di Kampu Plantungan. Jakarta: Kompas, 2011. [ISBN: 978-979-709-602-1] Goenawan Mohamad.Marxisme, Seni, Pembebasan. Jakarta: TEMPO dan Grafiti, 2011. [ISBN: 978-979-9065-39-1] Jusuf Wanandi. Shades of Gray: A Political Memoir of Modern Indonesia 11965-1998. Jakarta, Singapore: Equinox, 2012 [ISBN: 978-979-3780-92-4]…Continue Reading “インドネシア滞在中に買った本(続き)”

年末年始にインドネシアに行った友人に買ってきたいただいた本。とは言ってもまだ代金を払っていない。 Tinuk R. Yampolsky. Candik Ala 1965. Depok: KataKita, 2011. [ISBN: 978-979-3778-66-2] 迂闊なことに実物を手にするまで気付かなかったのだが、著者は、インドネシア音楽の専門家であるフィリップ・ヤンポルスキーの奥様(2013/1/5修正)。しかも二人にも会ったことがあったりした。Utan Kayu/Sarihara グループと仲良しな(あるいは、含まれる)人達。  

ここのところ河口慧海の『チベット旅行記』講談社学術文庫全5巻を電車の中で読んでいたのだが、読み終わってしまったので、amazon.co.jpで本を購入した。 ヴィトルド・ゴンブロヴィッチ(工藤幸雄訳)『ポルノグラフィア』河出書房新社、1989年。[ISBN: 4-309-20137-7] フランシスコ・アラヤ(松本健二・丸田千花子訳)『仔羊の頭』現代企画室、2011年。[ISBN: 978-4-7738-1010-3] ゴンブロヴィッチのは前から読みたかったのが、ちょうど古本で手頃な値段で出てたので買ってみた。ポーランド文学ははじめて(少なくともそうと認識して読むのははじめて)。もっともポーランドでも“主流派”ではないのは承知の上。とても楽しみ。 アラヤ「仔羊の頭」は、先々週の朝日の書評に出ていて、面白そうだと購入。1940〜50年代に書かれたものの出版された(できた)のは1978年という、スペイン内戦を描いた短編集。これまた楽しみ。

昨日から鼻水が止まらず、晩には体がダルくなったので、今日は昼過ぎまで休んでいた。多分、ジョグジャで疲れが溜ったのだろう。

昨日は、あちこち回ったが、TIMでは本屋に寄ってみた。政治と文学(なんて書くとずいぶん大仰だけど)について面白そうな本を発見。

  • M. Shoim Anwar (ed.), Soeharto dalam Cerpen Indonesia. Yogyakarta: Jejak, 2008. [ISBN: 979-978-16341-39-17]
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