Category: Southeast Asia

今日買った本@Gramedia, Jogja

そんなこんなでジョグジャに来ているものの、こんなに気乗りしないで来たのは初めてだ。それでも本屋には行く。 Budi Sardjono. Nyai Gowok. Jogjakarta: DIVA press, 2014. [ISBN: 978-602-255-601-5] アフマド・トハリの『パルック村の踊り子(Ronggeng Dukuh Paruk)』にgowokについての下りがあったことを思い出して購入。Gowokってなにさ、という人はトハリの小説を読んでください。ちなみに、 “novel kamasutra dari jawa”というコピーがつけられていることから想像しても良いです。 Eka Kurniawan. Seperti Dendam, Rindu Harus Dibayar Tuntas. Jakarta: Gramedia, 2014. [ISB: 978-602-03-0393-2] インドネシアの若手(と言ってもアラフォー)作家で一番面白いと思っている人。2002年の Cantik itu Luka は『美は傷」として邦訳されているので是非皆様に読んでもらいたい。 Norman Erikson Pasaribu. Hanya Kamu yang Tahu Berapa Lama Lagi Aku Harus Menunggu. Jakarta: Gramedia, 2014. [978-602-03-0448-9] 知らない人なんだけど、Kompas紙に掲載された短編が評価されているようなので購入してみた。1990年生まれ! Mohamad Bondan. Memoar Seorang Eks-Digulis: Totalitas Sebuah Perjuangan. Jakarta: Kompas, 2011. [ISBN: 978-979-709-598-7] これは何か安くなっていたので。

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セノ・グミラ・アジダルマ短編集

訳者のお二方より、現代インドネシアを代表する作家セノ・グミラ・アジダルマの短編集をいただいた。 セノ・グミラ・アジダルマ(柏村彰夫・森山幹弘訳)『セノ・グミラ・アジダルマ短編集』めこん、2014年。[ISBN: 978-4-8396-0281-9] セノ・グミラは、かれこれ20年ほど前に、大学のインドネシア語の授業で触れてから、好きな作家の一人だ。これまでの日本語訳には、『群像』(1997 年11月)に短編が三編(「耳」、「ニンギ市のミステリー」、「証人」)、国際交流基金「開高健記念アジア作家講演シリーズ」第8回(1999)の資料中に、前記の三編に加えて五編がある。後者のうち、「川をゆく歌」、「浴室ノ歌唱ヲ禁ズ」、「ジュ・テーム」、「クララ—レイプされた女性の物語」は、本書に含まれている。(含まれなかったのは、「ハンバーガー、その一、ハンバーガー、その二」。)これらの翻訳は、現在となっては気軽に入手できるわけではなく、こうしてまとまった形でセノの小説を日本語で読めることは、日本人としては幸福なことである。(日本の変態的翻訳文化には感謝してもしきれない。勿論、良い意味での変態であり、自分もそこに加わりたいとは思っている。) 頂いたばかりでまだ読んでいないのだが、時にトリッキーなわざを使うセノの文章を訳者がどのように訳したのか、楽しみである。

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『民主化のパラドックス』読了

その軽快なフットワーク、軽妙な語り口、筆の速さで尊敬している本名純氏の『民主化のパラドックス』をようやく読了した。 正直、もっと早く読むべきだった。本書に書かれている事柄のいくつかは、既に本名さん本人から、あるいは他の情報源から知っているものではあったが、それらが実に明快に提示されている。そして、とりわけインドネシアにおけるレフォルマシ(改革)以降の政治が、見事に自分の研究で描こうとしているものとリンクしている。 地域研究をやっている人間としては、次の言葉に早く自分で応えなければならないだろう。「その国の政治の日常に疎い理論家や実務家の視野にはおのずと限界がある。特に民主化の予期せぬインパクトは、彼らの目から一番遠いところで起きている。その重要性を発信できるのは、地域に密着して調査を進めてきた地域研究者であり、今以上に彼らの役割が期待されているときはない。」(18頁) インドネシアをフィールドとしている人だけではなく、政治学や開発学を専門とする人たち、あるいは民主化に興味がある人は是非読むべき一冊である。

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Punkその弐

そんなわけで、Punkを再学習することにした。まずは、そのきっかけとなったMarjinalのアルバムが日本で簡単に手に入るので紹介しておく。 そして学習のために、まずは The Clash と Ramones のBoxセットを買った。 しかし、こんなに安価にまとめて買えるなんて良い時代になったもんだ。  

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ドキュメンタリー映画『マージナル=ジャカルタ・パンク 2014年春版』

6月12日に、渋谷UPLINKで上映された「マージナル=ジャカルタ・パンク 2014年春版 Jakarta, Where PUNK Lives – MARJINAL」を観てきた。ドキュメンタリー映画の題材であるインドネシアのMarjinalというパンク・バンドは非常に興味深い。上映後に行なわれたミニライブで披露された彼らの音楽も(チューニングの狂いはさておき)楽しかったし、彼らの思いの溢れるメッセージ・ソングだった。スハルト政権末期に拉致・レイプ・殺害された女性労働活動家マルシナについての曲など、「あぁ、まだ忘れていない人がここにもいた。」と感慨深かった。僕はインドネシアを研究してはいるが、インドネシアの音楽シーンに詳しいわけではない。それに音楽は好きだが、とりわけてパンクに詳しいわけでもない。けれども、視聴後、妙な違和感に襲われたので、その違和感を自分で整理するために言語化(テキスト化)を試みよう。

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Dark Side of Paradise

Dark Side of Paradise from Channel News Asia.

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カンボジア、ポルポト時代を描いた小説

ヴァディ・ラトナー著(市川惠理)『バニヤンの木陰で』河出書房新社、2013年。[ISBN: 978-4-309-20647-9] 僕と同年代の著者は、75〜79年にクメール・ルージュの支配を経験し、81年に母と共にアメリカに脱出した。その頃の僕は、今考えると大した悩みもなく、のほほんと田舎で暮していたわけで、その経験の密度の差に愕然とする。 この自伝的小説の原著は英語で書かれている。著者が中学に上がるくらいの年代からアメリカにいたのだから、当然と言えば当然なのだが、カンボジア人がカンボジアでの生活を描くのにクメール語を使わない(使えない)状況が、カンボジアの悲劇を際立たせているような気がする。(著者がクメール語を使えるか否かは、まだ知らないし、マーケットの問題もあるだろうが。) これから暫く忙しいのだけれども、時間を作って読んでみよう。

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