インドネシア検定 10月16日開催

個人情報の漏洩が発覚したあと、時間はかかったものの、だいぶ新聞にも取り上げられ、MDISも不十分ながらも謝罪会見を行なったりした事件。でも、Librahack氏にたいする冤罪による起訴猶予という問題は片付いていない。事件については、岡崎市立中央図書館事件等 議論と検証のまとめを見てもらいたい。

ここに来て、当事者のlibrahack氏がようやく動いた(朝日新聞の「岡崎図書館問題 起訴猶予の男性、謝罪要求」)。ただ、氏は謝罪要求しているというよりも「これが前例となって、他の技術者の皆さんに迷惑がかかること」、「今後ほかの技術者の皆さんが、同じ状況に出くわしたときに、私と同じように逮捕され、犯罪者とみなされてしまうこと」を心配し、「公式に『これは犯罪ではありませんでした』と発表」されることを望んでいる(私にとって重要なポイント(朝日新聞記事))。

より広いIT、その発展、法律などなどより広い文脈では、岡崎市に求められているものは何か 岡崎図書館事件(12)をはじめとする高木浩光@自宅の日記を参照されたい。

岡崎市立中央図書館、MDIS、警察&検察はどうしたいのか、どうもしたくないのか? 当事者のlibrahack氏、高木氏はじめこの事件を検証、追跡されている方たちの危惧を彼らは理解できているのだろうか? その場凌ぎは、後々ん十倍、ん百倍になって帰ってくることを、少なくとも僕は実体験より学んでいる。

今日の読売新聞にMDIS問題が取り上げられている。(元記事はこちら

記事のタイトルに「冤罪」と入っているのがミソか。twitterで#librahackをフォローしている人には旧聞だが、Yahoo!ニュースにも掲載されているのは大きいかな。

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図書館利用の個人情報 流出(NHK 名古屋放送局)、岡崎市立中央図書館:利用者情報163人流出(毎日新聞)だそうだ。

どうも岡崎市立中央図書館に納入したソフトを、他の図書館に販売するとき、前者の利用者データを残したままだったって。イミィガァ、ワッカリマスェ〜ン。いや、このニュースが意味するところは理解できるんだけどね。題名の通りだ。

こんな杜撰な会社のアドバイスを得て、無実の市民をタイーホしてしまう愛知県警ってス・テ・キ。(このアドバイスを得たかどうかは、関係者で証言が違うらしいけど。ま、それ自体がおかしな話。)

もうね、バカかとアホかと…。三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)の弊社「図書館システム」について

どうしての大量アクセスがあったということにしたいらしい。現在の、いや岡崎市中央図書館にシステムを納入した2005年のインターネットの状況から判断して、librahack氏のクローラーが大量のアクセスをしていたとは言えないのに。関係者の間での口裏合わせだね。

しかも、「インターネットを含めた利用環境の変化への対応など、より信頼性の高い製品作りに今後とも努めて参ります」だそうだが、ということは逆に2005年時点におけるインターネット利用環境に対応していたと言えるのか? DB接続closeし忘れでアップアップになっちゃうシステムで?

「何卒宜しくお願い申し上げ」られても困ってしまうよ?

岡崎市立図書館の「サイバー攻撃」問題。ネット上に多くの情報があり、もうこの問題について書くつもりはなかったのだが、図書館側が昨日公開した「岡崎市立中央図書館のホームページへの大量アクセスによる障害について」があまりに非道いので。

警察に、このような事例が他にも存在するのか、犯罪性はあるのか、また相談窓口はないか、といったことについて相談し、最終的には被害届を提出」したそうだが、図書館側も警察もしかるべき「相談窓口」(高木浩光さんのいる産総研とかね)に相談していれば、「犯罪性」はないことはすぐに明白になっただろう。しかし、実際は「大量アクセスを行った人物」(筆者註: librahack氏)は逮捕され、執行猶予処分になった。しかもこの部分も「報道によりますと、起訴猶予処分となっているとのことです」と完全に他人事モードである。被害届を提出した図書館に警察なり検察から報告はなかったのだろうか? 冤罪を生む一原因となった当事者の使う言葉ではない。「恥の上塗り」という題を付けたが、恥というレベルではない。

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なんだかネット上では祭りの様相を呈してきている岡崎市立図書館の事件。朝日新聞の新しい記事によると、図書館長は「(男性の自作プログラムに)違法性がないことは知っていたが、図書館に了解を求めることなく、繰り返しアクセスしたことが問題だ」とか「図書館側のソフトに不具合はなく、図書館側に責任はない」と宣わったらしい。

そのこと自体頓珍漢ではあるものの、個人的には言わば想定内だった。しかし、この件が示しているのは、今後のソフトウェア開発の足枷になるという一次的には開発者にとっての問題以外に、ある程度のコンピュータ、ネットワーク、あるいはITに関するリテラシーがない、あるいはそのリテラシーが欠如していればそれを補う方策を持っていないと極めて面倒なこと、恥かしいこと、危険なことになるということだろう。

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コンピューター技術、情報ネットワーク技術の発達で、数十年前に比して図書館の利用は格段に容易になった。Webcat plus で大学図書館の蔵書を横断的に検索できたりもする。(ただし、このネットワークに参加している大学だけ。早稲田などは参加してない。)どこの図書館に求めている書籍があるのか、予め確認できるので、無駄足というものがない。図書館に行ってみては、カードを繰り、無駄足だったことに呆然とするという経験をした、僕は最後の世代に属するのではないだろうか。

さて、本題はそこではない。愛知県岡崎市立図書館のウェブサイトにアクセスし、新着図書の情報などを収集するプログラムを書いて実行させた男性を、愛知県警は処理能力を超える要求を故意に送りつけた(「サイバー攻撃」)と判断し、業務妨害容疑で男性を逮捕した。20日間拘留ののち、名古屋地検岡崎支部は6月、「業務妨害の強い意図は認められない」として起訴猶予処分とした。(朝日新聞

これが、例えば、韓国ネチズン(なにそれ?)による2ch攻撃のような、すさまじい「攻撃」だったとすれば起訴猶予で良かったね、ということになるのだが、どうもそうではないらしい。

結論から言えば、男性は「サイバー攻撃」していないし、無実と見做すべきである。にも関わらず、起訴猶予となり犯罪歴が付いたのは、愛知県警の無知、岡崎市立図書館の無為無策、図書館にソフトウェアを納入した三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)社の無能が原因である。(ちなみに三菱電機インフォメーションシステムズのサイトに、三菱図書館システム MELIL/CS 導入事例:岡崎市立中央図書館がある。そのうち消されるかも。)

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