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Russell Jones (ed.). Loan-words in Indonesian and Malay. KITLV lndonesian imprints. Jakarta: Yayasan Obor Indonesia, 2008. [978-979-461-701-4]
という本を見ていたら、中国語起源の言葉はほとんど漢字が付されている一方で、日本語起源の言葉には漢字が付されていない。

例えば kelenteng (中国寺院)は「観音亭」という漢字があり、あぁそうだったのか、と一人膝を叩く。

一方、日本語はこんな具合。

“Kempeitai”(憲兵隊)は勿論のこと  “Kenpeiho”(憲兵補)まで載っていることに驚きつつ、”kempo”の説明に、”self-defence”と”constitution”があることから、「拳法」と「憲法」の両方を指していることが分かる。(まさか、自衛隊の存在を揶揄しているわけではあるまい。)となると本来は別の項目になるべきものだ。

KITLVには日本語についてアドバイスできる人はいなかったのかな?

“pelecehan seksual”を基本的には「セクシャル・ハラスメント」と理解していたのだが、ここ数ヶ月インドネシアで報じられたバスや電車における痴漢事件を巡る記事を読むと、「痴漢(行為)」の意味でも使われてる。痴漢もセクシュアルなハラスメントではあるから、そりゃそうなのだが、日本語でいうところの「セクハラ」とはまたニュアンスが異なる。

そりゃ「文化」が違うから、だってそうなんだもん的話になってしまうのかな? インドネシアで部下の独身女性に「結婚しないの?」とか、新婚女性に「子供はつくらないの?」と言って、訴えられるというのは想像しがたい。とすると、インドネシア語の”pelecehan seksual”というのはもっと物理的接触を伴う直接的行為のことを指すのだろうか。あるいは前の例よりも、もっと猥褻で直接的言葉を投げかけると”pelecehan seksual”と認定されるのか。

と、こんなことを授業で話しても「セクハラ」になりかねないことは、学内セクハラ委員を務めたことのある知人よりキツく申し渡されているので、ここに書くだけにしておく。

先日、名古屋にて友人より頂いた本。

  • 森山幹弘編『森山式インドネシア語単語頻度順3535』めこん、2009年。[ISBN: 978-4-8396-0227-7]
  • Mikihiro Moriyama, Manneke Budiman (ed.). Geliat Bahasa Selaras Zaman: Perubahan Bahasa-bahasa Di Indonesia Pasca-orde Baru. Tokyo: Research Institute for Languages and Cultures in Asia and Africa, Tokyo University of Foreign Studies, 2010. [ISBN: 978-4-86337-052-4]
  • S. Supomo (ed./trans.) Arjunawijaya: A Kakawin of Mpu Tantular, vol. I: Introduction and Text. The Hague: Martinus Nijhoff, 1977. [ISBN: 90-247-1936-4]
  • S. Supomo (ed./trans.) Arjunawijaya: A Kakawin of Mpu Tantular, vol. II: Translation. The Hague: Martinus Nijhoff, 1977. [ISBN: 90-247-1937-2]

二冊目の本は一般にはGramediaから売られている。

駐アフガニスタン米非公開軍の機密文書をリークして話題となっているWikiLeaksだが、インドネシア―ティモール・レステ真実友好委員会の最終報告書(Final Report of the Commission for Truth and Friendship Indonesia-Timor Leste 2008)もリークさせている。これは、東ティモールにおける人権侵害事件(と書くと聞こえは良いが、実際は主にインドネシア国軍と配下の民兵による虐殺・虐待・レイプ事件)について調査をした委員会の報告書で、非公開とされていたもの。

2009年には一度リークされていたことを確認していたが、文書自体は入手できなかった。WikiLeaksが資金難などで活動が停滞していたのかもしれない。

リークされているものなので、リンクは張らないが、興味のある人は検索するなどしてほしい。

Kompas“Gaya Hidup: 20.000 Pesepeda Ikut Gowes Bareng Kompas”という記事があった。サインクリング・イベントというのは内容と写真から分かったのだがgowesってのが分からんかった。

早速ググってみたら、一昨年にインドネシア語の中庭ノートで取り上げられていた。流石と言わざるを得ない。

すると、Gowes Bareng Kompasは「コンパス・サイクリング・ツアー」とか「コンパス・ファンライド・ツアー」とか訳せば良いのかな(逐語訳ではないが)。TOKYO CITY CYCLINGみたいなもんだな。

MUつまりマンチェスター・ユナイテッドやバルセロナ、そしてブラジル、ポルトガル、セルビア、ノルウェーのサッカー・ナショナルチームのユニフォームをムスリムが着ることはイスラムで禁じられている、と呼び掛けているウラマーたちがマレーシアにいるらしい。理由は、十字架や悪魔がエンブレムに描かれているからだという。

悪魔もだめなのだな。とすると、FreeBSDも禁止だな。

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kenken31氏のつぶやきで知ったのだが、NUの指導者の一人でスカルノ時代〜スハルト時代を通じてインドネシア政界でイスラム勢力を代表していたイドゥハム・ハリッド(Idham Chalid)氏が、昨日亡くなった。Kiai Haji Idham Chalid Wafat @Kompas

恥かしながら、kenken31氏同様「まだ生きていたんだ」と思ってしまった。何せ、Gus Dur の前のKetua Umum PBNUであるからして。もう二十年ほど前の「インドネシア語中級」の授業で、彼の名前が出てきたときにイドゥハム・ハリッドチャリッドかで議論になった(議論しても仕方がないのだけれど)ことを思い出しつつ、故人の御冥福をお祈りいたします。

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